<「ヨーギーラージ認定証」授与の背景>
インドでは、ヨーガ行者やヒンドゥー教徒が一堂に会する「クンブメーラー」 という大祭典が、12年に1度あります。
2001年にアラハバードで開催されたクンブメーラーは、マハー(偉大な・大き な)クンブメーラーと呼ばれ、12年×12で144年に一度の大祭で、インド中から数千万人もの人が集まりました。
このマハークンブメーラーに、成瀬雅春(アーカーシャ・ギリ)は、 ヒマラヤ行者として参加要請を受けて、アラハバードに弟子とともに赴きました。
アラハバードでの役割を終えてベナレスに移動し、1週間ほど滞在しました。
ベナレス滞在中は、ガート(沐浴場)に集まった希望者にダルシャン(謁見)をしたり、アーシルワード(祝福)を与えたり、修行をしたりして過ごしました。
ベナレスを立つ日の朝、荷造りをしていると、恰幅のいいインド人が現れて、何かの認定証を渡したいので、アーカーシャ・ギリのグル(導師)の名前と親の名前を教えてほしいというのです。事情がわからないながらもできる範囲で対応すると、しばらくして、アーカーシャ・ギリは別室に呼ばれました。
その後、戻ってきたアーカーシャ・ギリの手には一枚の証書が……。 寄付をしたわけでもないのに、これは何だろう? と見てみると、それは、All
India Tantric Society(全インド密教協会)発行の 「ヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)」認定証でした。
恰幅のいいインド人は、その全インド密教協会の代表者だったのです。その代表者曰く「アーカーシャ・ギリがベナレスに着いてからずっと、この認定証を渡すチャンスを待っていた」とのこと。アーカーシャ・ギリの邪魔をしないように
気を配り、最後の最後まで待って、もうすぐ出発するという時に「今しかない」と 決断して「認定証の授与式を執りおこないたい」と切り出してきたのでした。
こうして、アーカーシャ・ギリは、ヒマラヤ行者としてアラハーバードへ行き 、144年に一度のマハークンブメーラー大祭に参加し、数百人とのダルシャン(謁見)を経て、ベナレスでヨーギーラージの称号を授与されたのでした。
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